先日、林泰石さんの話の所で、発想の転換という話をしましたが、それに関連して・・・
私の弟の話ですが、
現在、貨物船の船長をやってます。
雇われではないですよ。
全長60メーター、総重量550t、最大積載量700tの船ナンですが、
自前の船です。
4年前に中古で購入したんですが、購入費用が、
約200,000,000円也。
建て売り物件なら新築で10軒位買える金額です。
買う時に一応身内で相談したんですけど、
弟の嫁の親だけが反対。
このお父さん、元々、国鉄の職員で、頭がカチンコチン。
でも、残りの身内は、全員大賛成。
そもそも、何でか知らんが、ウチの身内は自営業者がみょーに多い。
弟の嫁の親は、
「そんな大借金して、もし失敗したら目もあてられん!」
石橋を叩いて渡る。という諺がありますが、
こういう人は、例え鋼鉄の橋でも、渡るどころか叩きもせんタイプ。
対するその他大勢は、
「やってみりゃーいいんじゃなーい?」
勿論、その言葉の前に、
チャーター料はなんぼ取れるんか?
借金はナンボずつ返すんか?
利息は年%付くんか?
チャーターする会社の景気動向は?
もし失敗したら返済は?
船を売ったらナンボ位?
保険料は?税金は?燃料費は?
その他アレコレ聞いたり調べたり計算したりした上での言葉です。
当然、どれだけ寄ってたかって石橋を叩いてみて、渡っても大丈夫と判断しても、
いざ渡ってみたら崩れ落ちた。
ってなる場合も無きにしも非ず。
まあ、その橋をワザワザ無理して渡らないと死ぬ訳でも無いんですが・・・
ここで発想の転換!
「もし、やって失敗したら目もあてられん!」
こういう考え方は間違いでは有りません。
でも、こういう考え方では進歩という物が有りません。
そういうタイプの人は、ここで話はお終い。
しかーし!
「もし、やって成功したら・・・」
と、考えると、
そこから、色々考え、色々調べ、色々試し、
その人自身の進歩が始まります。
そこから楽しい人生が始まるんです。
ですが、失敗する場合もあるので、その時の事も事業を起こす前によーく考えておく事は必須です。
失敗する人には、大体三つのタイプに分けられる様に思います。
1‐才能が無い。2‐努力をしない。3‐運が無い。
この中のどれか一つは必ず抜けてます。
一番イタいのは、努力をして無いのに「自分は努力している。」と思い込んでいる人。
今迄にこのタイプの人を何人か見ましたが、やはり最終的にうまくいっている人はいません。
逆に、成功を収める人は、三つ共シッカリ持ってます。
普通の人は、「才能が有るのに努力しない。」とか、「努力しているのに運が無い。」とか、そーゆーのが多い。
私の場合は「才能が無いから努力しているつもりだけど運が無い。」って感じ?
・・・3つの内の2つも抜けちょるんか!?
因みに、
私の弟は、あと5年足らずで借金の返済も終わります。
その後は、当面の間、
悠々自適
です。
いいですねぇー
まあ、でも、まだ36歳だから、
もう一勝負行っちゃうカイ!?
by海将てんちょ