1ヵ月も姿を見せなかったから心配していたんだぞ!甘鯛くん。
ようやく再会出来て、てんちょは嬉しいぞ!お前も嬉しいだろ?甘鯛くん。
いやぁー、えがったえがった。
4月11日(日曜日)の釣果はご覧の通り。
甘鯛くんをはじめ、イトヨリ、タカバ、レンコ、カサゴ・・・
数は少ないですが、
今回は、甘鯛さえ釣れればてんちょはナンにも言う事ありません。
甘鯛は、
45cm、1.5kg
44cm、1.3kg
30cm、0.4kg
以上の3本。イエィッ!
判りやすいかなぁーと思って、500円玉を置いて写真を撮ってみたんですが、あんまり判りやすくなかった。・・・チーン。
今回は、「甘鯛しかいらん!」という事で、
ボーズ覚悟で、少々細工を施した天秤仕掛けで勝負!
これが正解!で、朝イチで大アマGET!
「今日はもういいや。」
釣り始めて30分も経たないうちに満足したてんちょ。
天秤仕掛けはおまつりが多発するので、直ぐに胴突きに仕掛けを戻して、
後は、のーんびり。
色々釣れる間に、大アマ1本とチビアマ1本を追加したんですが、
朝から北の風強く、船が大揺れで戦死者続出!
てんちょは時間イッパイまでやりたかったんですが、船長の判断で早上がり。・・・残念。
小倉港は釣り場から真南にあるので、
海生丸はサーフィンの様に波に乗って快適に帰港。同じ大きさの波でも、追い波と向い波では天と地の差です。
因みに、
「サーフィンの様に」と書きましたが、
厳密に言うと、
サーフィンは、波の頂上を背中にして波に乗りますが、船は、波の頂上を前にして乗ります。
船が、波の頂上を背中にして乗ると、舵が利かなくなって波に対して船が横を向き、俗に言う「横波」を受けて、転覆!という事になりかねません。あー怖い。
対馬沖とかで転覆した漁船は、このパターンが多いです。
気を付けていればなんて事は無いんですが、
・・・周りに何にも無いから、操縦士も注意散漫になるんでしょうねえ・・・
船舶関係の皆さん、
「安全第一」です!
今日もお気を付けて航海を・・・
もひとつ因みに、
「甘鯛は身が柔らかいから刺身には向きません。」
と言われる方が多々おられますが、
とーんでもない!
写真のおろし身をよく見て下さい。この透明感。柔らかい訳が無い。そもそも、これが柔らかくて刺身に向かないって言うんなら、世間で言う高級魚のタカバやアコウなんかは柔らか過ぎて食えたもんじゃない。
活き絞めの大アマは、シコシコした歯応えがあって、えも言われぬ甘みが有って、最高に旨い!そうじゃなければ、毎日色々な魚を扱っている無類の刺身好きなてんちょが毎週毎週火になって甘鯛を狙って釣りに行く訳が無い。
皆さん、活き締めの大アマを食べた事が無いだけの話です。
捕れた時に、絞めもせず、血抜きもせず、冷やしもせず、
そんな甘鯛だったら、いくら前の日に捕れた甘鯛を刺身にしても、身がのってます。活き締めとは、天と地の差。全然ダーメ。
市場に並んでいる甘鯛は、活き締めなんかしてありません。良い奴でも、せいぜい延縄漁で捕獲して、それをそのまま氷詰めしただけの物です。
だから、いくら新しくても、活き絞めの物と比べると身が柔らかくなってます。残念ながら本来の甘鯛の身では有りません。てんちょも何度か高いお金を出して仕入れた事がありますが、まるで話にならん。
「甘鯛は刺身に向かない。」
これは、明らかに間違い。
大アマに失礼です。こんなガセネタを巷に流された方、てんちょの愛する大アマに一言詫びなさい!
by海将てんちょ