釣りバカ親父のひとり言(仮名)

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今日、しんあい農園の足立さんが卵の配達に来られて、

「釈迦に説法かも知れんけど・・・」

って、たまご料理の本を1冊頂きました。

・・・釈迦?頭を振ったらシャカシャカ音がする脳ミソしか持って無いてんちょが釈迦な訳無いでしょ。褒めても何にも出ませんよ。

冗談。

いつもお気遣い頂いて有り難う御座います。これを読んで一生懸命勉強します。

んで、早速昼飯を食いながら読ませて貰いました。

その中で、気になるたまご料理が、

「博多松屋の鶏卵素麺」。

お菓子みたいです。旨そう・・・どうやって作っちゃるんじゃろうかと気にはなるけど、作り方が書いて無い。

んー、取り敢えず、てんちょの得意なお取り寄せをしてみるか!と思って、博多松屋の電話番号だけ控えていたんですが、

なんと!

ビックリ!

夜、海将に飯を食いに来た、いとこのエリちゃんと、ダンナのユウちゃんが、

「食べて。」って手にぶら下げて持って来た。

「博多松屋の鶏卵素麺」を!!!

どーゆー事?・・・なんという奇遇!

本を頂いて、

沢山掲載されている食べ物の中から、只ひとつだけ気になった食べ物の購入先の電話番号をメモしていたら、

その日の晩に、

本を貰った人とは全く関係の無い人から、

その食べ物の現物を頂くとわっ!

・・・毎日、欲しい物の購入先をメモしてみるか?・・・誰か持って来てくれるかも。

んな訳無いか。

しかし、こんな事が起きるとは・・・。このお菓子とてんちょは何かの縁が有るんかも知れん。

工場見学が出来るみたいなんで、そんなに遠くも無いし、今度作り方を見学に行って、見よう見まねで作ってみるか!

多分、

「濃い砂糖水を沸かす。」
「卵黄をよく梳いた物を細ーく流し込む。」
「固まったら引き揚げる。」
「熱いうちに綺麗に揃える。」
「冷えたら切る。」

こんな感じでは無いかと思われるが(全然違ってたりする可能性大。)、例え正解だったとしても、細かいところがよく判らん。

因みに、

早速開けて食べてみましたが、

旨かった!卵と砂糖だけで作ってあるにも関わらず、味わい深いお菓子でした。・・・作る時に、最初から最後まで何もかもが絶妙ナンでしょうねえ。

当面の目標は「『しんあい農園の元気たまご』で『博多松屋の鶏卵素麺』を作る!」にしよう!

頑張るどおーっ!

by海将てんちょ

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海将には、幅180cmと90cmの生簀を設置してあります。両方とも、潰れた店から譲り受けた物です。・・・譲り受けたと言っても、気持ち程お代は払いましたが、併せて15万円。

新品で買うと、大きい生簀は定価200万円位、安く買っても100万円位、小さい生簀でも定価100万円位、安く買っても50万円位します。

大きい生簀は10年位、小さい生簀は8年位使ってますが、どこも壊れる事なくバリバリ仕事してます。

今日は、小さい方の生簀の掃除をしました。

小さい方の生簀は主に貝類を活かしているんで、同業者の皆さんはご存じでしょうが、濾過器の中がメチャメチャ汚れます。真っ黒。

まず、

海水を全部抜いて、生簀の中を水洗い。

次に、問題の濾過器。この中に、石綿と木綿と珊瑚を乾燥させた物と活性炭が入ってます。

これを全部取り出して、ひたすら流水で洗い流します。

昔、1回だけ洗濯機にぶち込んで洗ったら、嫁さんが激怒った!「洗濯機の中が目茶苦茶じゃあねっ!」・・・嫁さんの頭に角が見えた。

だから、手で洗います。

綺麗になったら、外に出して天日干し。

んで、新しい海水を張って、良く乾かした石綿等を濾過器に戻して終了。

この小さい生簀でも、海水が250リットル入ります。大きい方は600リットル。

これを、小野田港からバケツで汲んで来ます。チャリンコで50往復位して。

・・・ウソ。

魚屋さんにお願いして、宇部の市場の生簀から汲んで来て貰います。勿論、車で。

宇部の市場の生簀の海水は、宇部沖から引っ張ったパイプを通って、ポンプで汲み上げられています。

この海水でも良いんですが、

この辺りで一番良いのは、

下関の関門トンネルの中に染み出た海水をポンプで地上に汲み上げた物。

関門海峡を行き来する海水が海底に染み込んだ物がトンネル内に染み出て来たのを汲み上げているので、1度綺麗に濾過されたようなもんです。

この海水を何度か入れた事が有りますが、雑菌が少ないので明らかに魚の保ちが違います。

毎回入れたいんですが、なんせ遠いんで、宇部沖の海水で我慢してます。雑菌まみれの小野田港の海水よりはマシ。

同じ海水でも、採取する場所によって全然違うんですよ。

・・・ここから、あんまり関係無い話に変わりますが、、

「チェイサー」。

今日のお客さんの中におられたんですが、

「水割にするけえチェイサー頂戴!」

・・・?

チェイサーの意味は判ってるのかい?

チェイサーは「追い水」です。

焼酎に入れる水はチェイサーでは有りません。タダの水。

アルコールの度数がキツい酒を飲んだ後に、口の中をサッパリさせたり、胃の中のアルコールを薄めて悪酔いを防いだりする為に飲むノンアルコール若しくは低アルコール飲料の事をチェイサーと呼びます。

だから、水じゃなくて、

ソーダ水でも、オレンジジュースでも、ウーロン茶でも、極端な話ビールでも、もっと極端な話小野田港の海水でも、

度数のキツい酒を飲んだ後に飲む飲物は、全てチェイサーです。

という事で、

今日来られた5人組の中の東京弁のお客さん、

空のポットを振りながら、威張って「チェイサー無くなったからさー、持って来てくんない?チェイサーだよ!チェイサー!」って、焼酎の水割りを作りながら理解に苦しむ発言をされてましたが(なーんか知らんが、無愛想な面して関東弁で喋られると無性に腹が立つ。)、

焼酎に混ぜてる時点で、それは、チェイサーではありませんから。ミネラルです。

どーせ、「チェイサーって言葉を使ったらカッコイイ」とか思ってるんでしょ?・・・カッコ悪。

無理してわざわざそんな使い慣れていない言葉を使わなくても良いんじゃないかとてんちょは思いますが・・・

もしかしたら、都会の飲み屋ではミネラルの事をチェイサーと呼ぶのかも知れませんが、

田舎の飲み屋ではミネラルはミネラル、チェイサーはチェイサーと呼びます。っつーか普通に「水ちょーだい!」で充分判りますよ。

by海将てんちょ

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木曜日に、海生丸に予約の電話をしようと思って、先にホームページで予約状況を確認したら、満員になっちょった。

ありゃりゃ、と思って、

凪丸に電話したら、これ又満員。

ありゃりゃりゃりゃあ!

仕方が無いから、

今年は結局関鯵を釣りに行って無いから、あんまり気が進まんが関鯵でも釣りに行くかあ、と思って、

かいゆうに電話しようと思ったが、

日曜日は大潮。

冬の関鯖釣りには良い潮なんですが、関鯵釣りには最悪。群れがバラけて、ほぼ間違いなく大釣りは出来ません。良くてもせいぜい2〜30本。下手すると10本も釣れないかも。ベテランでもなかなか厳しい甘鯛釣りに行って甘鯛が1本も釣れないのは許せるが、猿でも釣れる関鯵釣りに行って関鯵が10本しか釣れんのは絶対に許せん!

あーりゃりゃこーりゃーりゃー。

行っても釣れんな、と思って、予約を入れるのはやめた。

こうなりゃ、最終手段!

門司の宝生丸に電話。

この宝生丸、

釣らすのは、良く釣らすんですが、

基本的に、船長が延縄漁師なので、平日は漁をして、週末だけ乗り合い船をやってます。

だから、

船上が、漁具でゴチャゴチャしていて釣りをしていてもイマイチ落ち着かん。

その上、

船長がせっかちな性格な様で、

少しでもアタリが無いと、すぐにポイント移動。頻繁に移動するので、更に落ち着かん。

まぁー、これが良いって言う人も多いと思うので、それはそれで良いんでしょうが・・・てんちょは、「そのうち釣れるわい!」と言わんばかりに、ひたすらしぶとくゆっくり同じポイントを流す「海生丸」が一番性格に合ってます。・・・船上も綺麗に整理整頓されてるし、言う事無し!

漁をしに行くんじゃなくて、遊びに行くんですから、

釣れようが釣れまいが、楽しくないと意味が無い。

んが、海生丸が予約で一杯になっている以上、背に腹は代えられません。

宝生丸に予約の電話をしたら、釣座が空いていたので、やっとこさ予約を入れる事が出来たんですが、

土曜日の夕方に、宝生丸の船長から電話がかかって来て、

「明日は波風の予報が悪いので中止!」

・・・ガーン!

・・・さすがに、日曜日の沖釣りは諦めた。

という事で、

日曜日は、埴生漁港に移動したまま、またもや放ったらかしにされているマイボート「海将」の係船ロープを掃除しに行きました。全く気が進みませんでしたが、これをやらないといつになってもマイボートで釣りに行くことが出来ん。遅かれ早かれやらないとイケない事なので、仕方が無い。

昼過ぎに、マイボート迄行って船の上に揚げっ放しにしていた係船ロープとフロートとアンカーを見てみると、

んー、ながい間放置していただけの事はある。良く乾いてました。が、臭い。牡蛎の腐敗臭は最悪。

しかし、乾かすと牡蠣殻が取り易いので、臭いのさえ我慢すれば仕事は早い。

という事で、早速ロープの掃除に取り掛かり、

4時間かかって掃除が終了。・・・4時間もかかって。4時間も。

週に1度の貴重な休日の中の4時間もかけて、ひたすら1人で大汗をかきながら臭いロープの牡蠣殻取り。拷問か?

『この牡蛎殻だらけの臭いロープで亀甲縛りをしてやれば、Mは相当喜ぶんじゃろうか?』
『・・・いやぁー、なんぼなんでも、裸にこれを巻き付けて締めたらフツーの人間なら半日もすれば出血多量で死ぬな。』
『じゃあ、アイツらの限界点はどこら辺なんじゃろうか?』
『やっぱり、気持ちイイところを少しでも越えたらタダの激痛なんじゃろうか?』

と、訳の判らん事を想像しながら、牡蛎殻だらけの臭いロープを相手に悪戦苦闘する休日の昼下がり。・・・つまらん。あー、つまらん。

・・・ロープが綺麗になったんだから、いいか!

後は、係船ロープを港内に張れば出来上がり。

だったんですが、

なんか、空しくなって来たんでロープを綺麗に束ねて、

帰宅した。ロープを張るのは又今度。

そして、

風呂に入って、

飯を食いに行って、

家に帰って、

寝た。

・・・・あー、つまらん。

釣りに行きたかった!

by次の日曜日迄ストレス満タンの海将てんちょ

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秋に旬を迎える食材なので、仕方が無いんですが、

最近、時期が悪くてなかなか良い里芋に出会えないので、

「困った時の中国産!」

という事で、

中国産の里芋を仕入れました。相変わらず、ナイスな里芋です。下手な国産より断然グッド!

それは良いんですが、

岐阜から送って貰ったら、

里芋が入った袋に、「山口県周南市福田青果」って書いてあった。

という事は、

この里芋、

中国から山口県にやって来て、

山口県から岐阜県に行って、

岐阜県から、又山口県に帰って来たんか?・・・ご苦労様。

揺られに揺られて、美味しくなってるかも!?・・・んな訳ないか。

全然関係無いけど、

今日(土曜日)は、週末にしては珍しく、

営業時間に入る前迄に、予約で席が埋まらなかった。・・・チーン。

こういう土曜日が年に何回か有るんですが、

そういう日は、いつも断る飛び込みでやって来る子供連れのお客さんが、すんなりと御入店。・・・あー、怖い。

大半のお客さんは、自分の子供の面倒をキチッと観られているんですが、

てんちょの体感では、約1割位の馬鹿親(親馬鹿じゃあ無いですよ。馬鹿親です。)は、

自分が食うのに一生懸命なんだかどうだか判りませんが、子供の事は一切無視!店の迷惑も考えずに完全放置プレイ!

そういう人間として生きていく上での最低条件を知らない悲惨な家庭に生まれた子供は、やはり店内でわめき放題暴れ放題。

放置プレイが得意な親が育てる子供は、ほぼ100%が無秩序に育ってます。

「放任主義」と「放置プレイ」の区別が判らない馬鹿親が、最近異様に多いですが、

「放任主義」とは、子供が言う事為す事全てを把握した上で、親がそれが良いか悪いかを判断して、悪くなければ子供に任せるという、かなり難しい育て方です。

「放置プレイ」とは、その名の通り、一切放ったらかしの状態です。寝床を与えて餌を与えて自分が気の向いた時に相手をしてやる飼い犬や飼い猫と大差無し。これが「児童虐待」へと繋がっていきます。「放置プレイ」が得意な親は、その予備軍。

・・・何故こんな親が爆発的に増えたか?

よく「社会不安が要因」などと馬鹿な事を宣う何とか大学の学者がテレビに出てますが、こんなんは話になりません。こういう事を言う学者は、勉強が出来るっていうだけで実際頭が悪いか、下手な事をテレビで喋って世間から批判を浴びたくないかのどっちか。

学者が言う社会不安が原因なら、戦中戦後の方がよっぽど児童虐待数が多かった筈ですが、皆さんご存じの通り、全くそんな事はありません。

現在の児童虐待数が爆発的に増えた理由は、

「社会に対する甘え」以外の何者でも有りません。これに尽きる。

全て、戦後60年の日本の教育方針の大間違いに原因は凝縮されています。

戦後間もなくは、それ以前の教育方針で育てられた方ばかりだったので、学校の教育方針が変わったところで、親も先生もしっかりしていて、子供がおかしくなる事はまず無かった様ですが、やはり少しは「ん?これはおかしいんじゃないか?」ってところが出て来ます。

そういう子供が、大人になって子供を産み、育てます。当然、更におかしいところが増えます。

更に、その子供が大人になって子供を産み・・・

この繰り返しで、今のダメダメ日本人が出来ています。

という事は、

この狂った状態を正常な状態に戻そうと思っても、一朝一夕には出来ません。

何十年もかかって、この状態を作り上げたんだから、今から正常な状態に戻そうと思っても何十年とかかります。

最短でも今年生まれた子供が、まともな道徳教育を受けながら成長して、立派な大人になるまでの約30年。

しかし、今の日本国憲法の下では、戻す術は無い。なんせ「国民主権」を皆さん自分の都合のいい様に間違えて解釈されてますから。

「もう何年かしたら、親の子殺しとか子の親殺しとかはたいしてニュースにもならん。1日10件位の事件をダーッと表にして、『今日はこれだけ親殺しと子殺しが有りました。』って、まるで天気予報でも伝えるかの如くキャスターが1分で説明して終わり。」

って、てんちょは10年位前に1件の親の子殺しが何日間にも亘って大々的にニュースで報じられた時から周りに言ってますが、

そうなる日は、もうすぐそこまで来ています。

・・・日本は終わった。

今日も来ましたよ。そんな客が。

入店した4組の家族連れのうち、1組が親子揃って言いたい放題やりたい放題。まさしく「わや」。という事で、今日の無秩序家族確率25%也!

・・・長々と御拝読頂き有り難う御座いました。

by(馬鹿親が来店する度に「こんな国はもうどうでもええわい」と心底思う)海将てんちょ

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昼飯は、焼きモロコシをまとめて5本一気食いっ!!!

旨かった!

by海将てんちょ

海将携帯サイト