いやぁー、スゴかった。
・・・雨が。
写真は、6月27日(日曜日)、
小倉港出船海生丸にて、
「大雨、洪水、波浪、強風、雷」・・・気象台がアホみたいに出せる注意報を出せるだけ出した天気の中、
蓋井島沖での釣果です。
前日に「日曜日は中止か?」と、一抹の不安を感じながら船長に予約の確認の電話をしたら、
「5時に出船します。」
とのお返事。
「よっしゃよっしゃ」
と思いながらも、
それはそれで、又、一抹の不安。なんせ、気象台の予報が凄い。まぁー、気象台の出す予報はいつも大袈裟過ぎる位大袈裟ですが。
前々から言いたかったんですが、ここで気象台さんへ一言!
「何か有った時に注意報を出してなかったら文句言われるけえ、取り敢えず出しちょこ。」
って感覚で注意報を出してたら、
そのうち誰も警報注意報を信じなくなりますよ!出しても意味なし。既にてんちょは実況天気図、予想天気図、雲画像しか信じてません。
・・・話を戻して、
その予報の中でも、一番気にかかったのが、
「南東の風、後、南西の風」
この予報はてんちょと一緒。
南東の風なら、少々吹いても響灘は風裏になるんで一向に構わないんですが、
南東から南南東、南、南南西、南西と風向きが変わり、
西南西に風向が変わると、響灘方面は最悪です。思いっきり風表、途中で遮る物は一切無し。
しかも、
予想天気図を見ると、
どう考えても、南東の風が、一気に西南西の風に方向転換する様にしか見えん。
これは、更に最悪。状況的には、天気図には表示されないプチ前線が、西から東に通過する様なもんです。
・・・まあ、寒冷前線が通過する訳じゃあ無いんで、いいか!と、気を取り直して、
日曜日の朝5時前に小倉港を出船。
朝のうちは良かったものの、
午前11時。来ました・・・デデデデンッ!
西の空から・・・パラリラー!
真っ黒の・・・ドンドドーン!
高さ数kmには及ぶであろうと思われる程の、分厚い・・・ピロリローンッ!
南西から北東に伸びる・・・バキューン!
プチ前線が!・・・ドッカーン!!!
この雲の東側は東寄りの風が吹いていて、この雲の西側は西寄りの風が吹いています。その風がぶつかって、上昇気流が出来、雨雲が発生します。
写真を撮りたかったんですが、雨が降っていたんで、ケータイが濡れたらヤバいから撮れんじゃった。
毎週の様に沖海に出ていると、年に何回か見る事が有りますが、
いつ見ても、異様な光景です。自分の船で出ている時に西の空にこれを見たら、トッピンで港に戻ります。
んが、
海生丸は、全長16m。寒冷前線じゃなくてプチ前線なので、取り敢えず、ひっくり返る事はない。
しかーし!
釣りにならん!
その分厚い雲が海生丸の真上にかかった瞬間、
大粒の雨が、これでもか!と言わんばかりに叩き付け、
それから少し経つと、東寄りの風が突然西寄りの風に変わり、
その風が強まり、
1時過ぎに納竿。・・・やっぱり。
まあ、風向が変わるのが、てんちょが想像していたより遅かったんで、そこそこ釣りをする時間が有ったんで良かった良かった。
大アマもあげたし!これがあがった時点で、後は野となれ山となれ。土砂降りの雨じゃろうが、船の真横でシロナガスクジラが跳ねようが、カモメに「釣れるかね?」って話しかけられようが、突然蓋井島が海に沈もうが、なにが起ころうが知ったこっちゃねえ。
因みに、
てんちょの真後ろで釣りをしていた清水さん。
全長70cmオーバー、重量5kgオーバーの雄の真鯛をあげました!スゴいっ!
その隣りで釣っていた人(名前は知らん。)も、
全長50cm位の真鯛を釣ってました!
てんちょの真鯛は、
・・・38cmでした。んで、後からよく見たら、・・・何故か、真鯛がチダイに変身しちょった。・・・なんで?
今日は皆さん胴突き仕掛けでした。オマツリも少なく、雨でびしゃびしゃになりながらも楽しい釣りが出来ました。
又、行くどおーっ!
by甘鯛が釣れさえすれば後はどーでもいーのよ海将てんちょ