見よっ!このみすぼらしくてしょぼくて貧相な釣果を!!!
一番デカいのが、25cmのホウボウ。・・・何でこんなに釣りが下手なんでしょうか?
朝から夕方まで頑張って全部でこれしか釣れんじゃった!オーマイガッッッ!
今年1番の貧果。最悪じゃ。いや、最悪以下じゃっ!
・・・終わった事は仕方が無い。もう言わない。
6月20日(日曜日)、海生丸にて午前5時前に定員イッパイの8人が揃い、小倉港を出船。ベタ凪の響灘を角島沖に向かって一直線。
今日は、乗り合い者の中に、
なんと!
いつもは月曜日に乗っている「甘鯛釣りの名人」、田中さん。
これ又、いつもは月曜日に乗っている「甘鯛釣りの魔術師」、庄山さん。
そして、いつもは土曜日に乗っている「甘鯛釣りの達人」、鎌田さん。
この御三方が同乗してました。
んんー、スゴいメンツ。
今思えば、これがいけなかった様な気が・・・。てんちょが勝負を挑める様な相手では無いのに、負けず嫌いな性格が災いして、ついつい気合いが入り過ぎてしまった。
・・・ウソ。・・・火を見るより明らかな原因がちゃんと有る。
今回の仕掛けを造る時にハリスが無くて、買いに行くのも面倒臭かったんで、
昔、キス釣り用に買ってあった道糸用のラインをハリス替わりに使って造ってしまった。
「さすがにこれはヤバいかも・・・」
とは思ったんですが、
結果は案の定。
・・・いつも通りに仕掛けを造ってればチビアマの1匹位は釣れてたかも。
今更遅い。
しかしまあ、
ヤッパリ皆さんお上手。
田中さんは少し調子が悪かったみたいですが(それでもてんちょよりは相当多く釣ってましたけど・・・)、庄山さんと鎌田さんは、周りの人達が全然釣れないのをそっちのけでメチャ釣り!
さすが!
てんちょもあれ位釣れる様になりたい。
なんか真似出来る所が有ったら盗んじゃろうと思ったんですが、
鎌田さんは釣座がてんちょの真反対だったので全然見えんじゃった。(電動リールのシャクリボタンをウィンウィン頻繁に使っているのは音で判りましたが。)
田中さんはてんちょの隣りだったんですが、ビシ糸で手釣りされているので、見ていてもイマイチ何をしてるのか良く判らん。
庄山さんに至っては、竿はエギングロッド、リールは小さいスピニングリール、ラインはPE0.8号、リーダーはフロロカーボン2号、それに自家製の5号の豆テンヤを付けて(テンヤ鉛の綺麗なグラデーション塗装まで自家製!)水深95mの海底の底を取り(水深100m近いポイントで5号ですよ!5号!!!)、50cmオーバーの甘鯛やら60cm近い真鯛やらナンやらカンやらを難なくフツーに上げてました。
要するに、陸からエギングする時と全く同じ竿とリールと道糸とリーダーで、エギの代わりにテンヤを付けた仕掛け、それを駆使して船で深場の底物釣り・・・そんな曲芸みたいな釣り方が、てんちょに真似出来る訳が無いじゃろうがっ!!!
庄山さんから「武田さんもやっちゃったらええよ!たーのしーいよーっ!」って言われたが、無理無理絶対無理!
そもそも、こんな究極に難しい釣り方がきちんと出来たとしても、船中8人全員がやったら、よっぽど船長が上手に「はい、全員仕掛けを入れてー。はい、全員仕掛けを上げてー。」とひっきりなしに音頭を取り、その上、ラインの号数からテンヤのサイズに至るまで全員同じ仕掛けで釣らないと船上オマツリまみれで釣りにもナンにもなりません。今日みたいに潮がほとんど動かない時はいいかも知れませんが。
しかーし!アレだけ釣れるとなると・・・
・・・相当ややこしそうじゃけど、ちょっと練習してみるか?もし、きちんと出来る様になれば、庄山さんみたいに激悪な潮の中でも大釣り出来るかも。
・・・でも、きちんと釣ることが出来る様になる迄に、船長からヤイヤイ言われそうな気がするのは気のせいか?
うーん・・・
やっぱり、胴突き仕掛けで頑張ろう。何十年と色んな釣り方を見て来た海生丸の船長が「胴突き仕掛けが一番!」って太鼓判を押しているんだから、てんちょはそれを信じる!
という事で、
せっかく大御所が3人も一緒に乗っておられたのに、庄山さんのアクロバティックフィッシングに感激した以外はたいした収穫もないまま納竿と相成りました。
残念。
今日は、てんちょと魚のやりとりよりも、船長と庄山さんの漫才まがいの話のやりとりの方が断然面白かった魚釣りでした。
まあ、なにがどうであれ、楽しい1日だったんだから、いいか!
船長!次は頑張って釣るんで、「アンタはたいして魚を釣らんけえ、もう乗らんでくれ!」とか言わないで、又乗せてくださいね!・・・こんなブログの存在なんかご存じ無いかとは思いますが、見てないのは承知の上で一応お願いしときます。
by海将てんちょ