釣りバカ親父のひとり言(仮名)

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ちょっと光の加減で見にくいですが、私の愛する包丁君達です。

一番上の柳刃は先が画面からはみ出てますが、尺一(36cm位)で、私が昔ある旅館に勤めていた時に購入した物です。

給料が9万円の時に、35.000円位出して買いました。

将来、刺身をひかせて貰う事を夢見て。

その3年後位にめでたく刺し場に立たせて貰える様になったんですが、

包丁が欠けるのが勿体なくて、殆ど使いませんでした。

その時に主に使用していたのが、写真の上から4番目の柳刃。

これは、そこの親方に買って頂いた物で、これも尺一有ったんですが、

今は7寸足らずしか有りません。

20年間、研いでは使い、研いでは使いを繰り返すと、こうなります。

時の流れを感じます。

んで、その下の3本ですが、

これが最近のお気に入りです。

柳刃、牛刀、菜切りですが、

この柳刃が、なかなかの物です。

オールステンレスなので、錆びない。

切っ先から柄まで一体なので、菌が入り込む事が無い。

柄の所に小さい穴があけてあるので、滑りにくい。

当然、長さ、柄の太さ、刃の厚み、硬さ、切れ味の良さ、刃こぼれの少なさ等々、

全て私好みなんです。

だから、最近は20年来の付き合いの包丁を相手にしないで、この包丁と浮気してます。

因みに、私が最初に買った柳刃は、相変わらず使われていません。

だって、

2件目に勤めた店も、3件目に勤めた店も、今やってる店も、

刺し場が狭いんですもん!

こんな所で尺一振り回したら、

誰かが死ぬ。

だから、もう少し待っててね。尺一君。

将来、刺し場を広くして、

大きい流しを据え付けて、

デッカイいちょうの木のど真ん中で、デッカイまな板作って、

そこで思う存分働いて貰うから!

・・・ところで皆さん、

35.000円の包丁、高い?安い?

・・・安いです!

そもそも、包丁っていう物は、きちんと手入れさえしていれば、10年でも20年でも使えます。

やっすい包丁を買うと、なかなか大事に使いません。直ぐに錆びさせて、ゴミ箱にポンッ!

包丁が可哀相です。

その点、自分が欲しいと思った包丁を結構良い値で買うと、相当大事に使います。

35.000円で買っても、20年使えば、1日あたり5円位です。

安いもんです。

皆さんも一本、いい包丁を買ってみたら如何でしょうか?

きっと毎日の料理が楽しくなると思いますよ!

by海将てんちょ

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―其之壱。―

スーパーで売っている、既製品の「ニ〇シの麺つゆ5倍濃縮タイプ」を使ってそうめんをだし、

店主:「この麺つゆはドコソコの醤油とドコソコのかつを節を合わせて半年寝かせ、更に追いがつををして云々・・・それを出汁で割って云々・・・美味しいでしょ!?」

お客:「いやぁー、旨い!大将さすがじゃねぇ!」

・・・・・・・・

―其之弐。―

お客:「久保田の萬寿頂戴!」

店員:「はーい、喜んで!」

お客:「んー、やっぱり萬寿は旨い!」

ドリンクパントリーには千寿の瓶が・・・

・・・・・・・・

―其之参。―

店員:「今朝方上がった天然物の真鯛で御座います。」

お客:「ほー、やっぱり天然物は身が締まって旨いねぇ。」

確かお宅の店、今日は白身は宇部の市場で上がったチヌしか仕入れてない筈じゃあ?

・・・・・・・・

―其之四。―

夏場のやせ細ったトラフグを糞みたいな安値で買い叩き、捌いて冷凍にかけ、冬場に解凍して、テッサに使い、一皿で1,000円しか原価がかかって無いにもかかわらず、悪びれもせず、20,000円頂戴する某飲食店。

・・・書き出しゃキリがない。

実際にあったホントの話ですよ。

其之壱以外は、そこで働いていたスタッフから聞いた話なんで、もしかしたらガセネタかも知れませんが、

其之壱に関していえば、私が昔手伝いに行った、山口市のとある高級割烹料理店で、私の目の前で実際にあった店主とお客さんとのやりとりです。

お客さんは、山口県庁の幹部&厚生労働省から出張で来ていた某部長&地元小売業の社長。

どの人も、毎日の様に高級飲食店でアレは旨いじゃコレはまずいじゃ言いながら飲み食いされている面々です。

そんな人達でも、オーナーの一言で「ニ〇シの麺つゆ」が「オーナーが手間暇かけて仕込んだよそじゃあ味わえん美味しい麺つゆ」に大変身!

次の日に職場で「昨日食べたソーメンめっちゃ旨かったけぇ、今度お前も行って食わせて貰え。」

ってなる訳です。

・・・有り得ない。

いや、こんな事はあってはイケない。

・・・でも、あるんです。本当に。

・・・・・・・・

勘違いしないで下さいよ!

こんなツマらん店は、極々少数です。

殆どの店は、至って真剣にお客さんと向き合って仕事をされているのが事実です。

んが、しかし!

店の雰囲気や、器の高級感、店主のウンチク、見た目の華やかさ、世間の評判、料理の金額、等々、(勿論、これらも大事な要素の中の一つですけど・・・)

こういう物だけで、人はいとも簡単に騙されるのも、これまた事実です。

しょーもない食い物に高ーいお金を払っている人は沢山います。

「別に、本人がそれで満足しちょるんなら、ええんじゃないの?」と言われればそれまでですけど・・・

これを読んでいる貴方も、自分が気付いてないだけで、こういう目にあっているかも知れません。

・・・恐ろしい。

・・・恐ろしすぎる。

もし、貴方がこんな目に会いたくなければ、どうしたらいいか?

店のスタッフに、「これほんとに本物か!?」って聞きますか?

店員に、「ハイ!そうです!」って言われて終わりです。

「今日の仕入れ伝票全部見せろ!」って言う訳にもいきません。(終いにゃ警察呼ばれますよ。)

だとしたら・・・

自分の五感を磨くしか有りません。

本質を見極めろ!

いい寺、紹介しますよ。

by海将てんちょ

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久々に、雨がよく降りました。

秋雨前線の影響の様です。

その雨のお陰で、朝から朝まで、むしむしむしむしむしむしむしむし・・・

あー!イライラするぅっ!

むしむしむしむしむしむしむしむしするせいで、

蚊が多い。

今朝方も、厨房で椅子に座っていたら、

一匹の蚊がプーンとやって来て、

私の左腕にピタッと止まり、

許可も認可も受けずに、当たり前の様に私の大事な血液を吸い始めました。

いつもなら、ここで、

「このクソガキャアー!」

と、雄叫びを上げながら叩き潰すのですが、

起きたてだったという事もあって、殺生する気にならず、

ずーっとジーッと蚊が血を吸う様を見ていました。

すると、まぁーよく吸う事!10秒位でお腹が血でパンパン!

んで、腹が一杯になったのか、又プーンと飛び立っていきました。

ところが!

飛び立ったと思ったら、20cm位向こうで、調理台の上に降りた。

5秒位で又飛び立ち、

20cm位先で又降りた。

・・・動かん。

・・・というか動けん。

どーも血を吸い過ぎた様です。

お腹が重過ぎて飛べなくなってました。

・・・アホじゃのう。

誰がそんなに血を吸えっていった!?

「この馬鹿野郎!」

思わず叩き潰してしまった・・・

結局、朝から殺生。

・・・南無阿弥陀仏。

これを読んだ蚊の皆さん!

ご飯を食べる時は腹八分目が基本ですよ!

テレビでも、お医者さんがよく言ってるでしょ!

食べ過ぎ飲み過ぎは、寿命を縮めます!

気を付けて下さいね!

by海将てんちょ

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海胆の季節がもうすぐ終わります。

出回るのが、大体四月から九月位迄。(十月位から産卵期に入って、苦みが出て来る。)

北浦産のムラサキ海胆。

旨いですよねー。

よくテレビで、

「北海道産がサイコー!」

とか、

「バフンウニはチョー旨い!」

とか、のたまっているリポーターがいますけど、

この人達、北浦産のムラサキ海胆を食った事がないんでしょうねぇー。

北海道産のバフンウニを食って、それが最高に旨いって言うリポーターは・・・

リポートする資格無し!

ソレよりナニより、

あぁ!可哀相!

こんなに旨い海胆を食った事が無いなんて!!!

私は、商売柄、いろんな産地のいろんな時期のいろんな種類のいろんな金額の生海胆を仕入れた事が有りますが、(トーゼン味見もします。)

七月、八月辺りの北浦産の大粒のムラサキウニに勝てる海胆は、

日本には無い!!!(断言!)

あのプリップリの海胆をお箸でつまみ、

何もつけずにお口に運ぶと、

「んんー!たまらん!」

想像しただけで、ヨダレが・・・

が、しかーし!

なんか知らんけど、海将でメニューに生海胆書いても、

あんまり注文が入らん。

まあ、客単価4.000円位のたいした事無い居酒屋で、「生ウニ 一枚3.000円」って書いちょっても、そりゃあ注文も入りませんわ。

・・・虚しい。

2.500円で仕入れた生ウニを3.000円で売りよーるのに、(普通の料亭で注文したら最低でも5.000円〜6.000円は取られますよ。)それが出ん。

どーにもならん!

まあ、そりゃあ、うちの売り方も悪いんじゃろーけど。

もうチョット、「本日入荷!北浦産生ウニ!」って書くとか、

「今日のお勧めですよ!」ってスタッフに言わせて見るとか、

そーすりゃええんやろーけど・・・

お客さんに「海胆は嫌い。」って言われたらイヤだなぁーとか、

「あー、ウザい!」って思われたらどうしようとか、

いらん事ばっかり考えて、お客さんにシッカリお勧め出来ない情けない私・・・

どーも営業は苦手です・・・

ま、いいか!

残った海胆は後で俺が食ってやる!(ある意味ラッキー!)

という事で、問題解決!?

これ見た貴方!

海将に来店して、例え生海胆が入荷されていたとしても!

注文されなくても結構ですから!

by(少しスネかげんの)海将てんちょ

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海将で使用しているキムチです。

スーパーで買った奴じゃぁないですよ!

漬物屋に漬けさせてる訳でもないですよ!

僕が漬けてます!

ココまで作れる様になるまでに

いろんな人に頭を下げて教えて頂き、

何冊も本を買って読みあさり、

インターネットで検索しまくり、

漬けては捨て、

漬けては捨て、

の繰り返し。

相当大変でした。

ん〜、よく頑張った!(自画自賛)

よその焼肉屋さんにも決してヒケはとってない。(また自画自賛)

ましてや、スーパーで売ってあるキムチなんか比較の対象にもならん。(またまた自画自賛)

白菜の漬け方

ヤンニョムの作り方

材料の分量や種類

その他モロモロ教えて下さった皆さん

大変お世話になりました!

皆さんの中にも家でキムチを作ってみたいという方がおられれば、作り方を教えますよ!

多分作り方を聞いている内に面倒臭すぎて作る気が失せると思いますけど・・・

相当手間がかかるけど、これからも作り続けて行くつもりです。

まぁー今さら既製品なんぞを使う訳にもいきませんけど・・・

ウチのキムチが旨いって褒めてくれるお客さんも結構多いもんで・・・

頑張って漬けよっと!

by海将てんちょ

海将携帯サイト