海将てんちょの沖釣り講座 パート2(かいしょうてんちょのおきづりこうざぱーとつー)

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お待たせしました。(待ってない?)先日の続きです。(待ってなくても書きます!)

仕掛けですが、既製品の仕掛け(釣具屋で「玄海灘甘鯛仕掛け」とかいうやつが売っちゃる。)では、まるで釣れません。

乗合で行くとよくこの手の仕掛けで釣っている人を見掛けますが、

ヒドい人は、ボーズで寂しく帰って行きます。背中から哀愁を漂わせて・・・

こっちはわんさか釣っているのにですよ!

こんな事にならないようにする為に、仕掛けは自分で作りましょう。

先ず、針ですが、「太地ダブル打ち丸海津シルバー16号」。これを使いましょう。

他に色々鯛釣り用の針を使って見ましたが、相対的にこれが一番いい様に思います。

これ以外の針は、いい所が有る変わりに、悪い所も有ります。

まあ、しいて言えば、色はシルバーじゃなくても金でも黒でも白でも余り変わらない様な気がします。色に関して言えば、好みの問題です。多分。

次に、ハリスです。

これも、何十種類と使ってみましたが、

一番よかったのは、

「トルネードVハード」。

このハリスはチヌ釣りやクロ釣りに使う人が多いんですが、底物釣りにも持ってこいです。

これの6号と8号を購入しましょう。

次に、一番肝心な仕掛けの寸法です。

モトス(縦糸)に6号、エダス(横糸)に8号を使用して下さい。

え!?反対じゃ無いかって!?

いいえ、これが正解です。

皆さん、どうしてもモトスに太い糸を、エダスに細い糸を使おうとしますが、

この仕掛けに関しては、反対です。

こういう、底物を胴付仕掛けの竿釣りで狙う場合は、魚には、横糸より縦糸の方がよく見えています。

だから、縦糸は極力細い方が有効です。

これ以上細いと、大アマが喰った時等に切れてしまう可能性が有ります。

それから、横糸は、細いものを使うと、潮の流れて直ぐにヨレて、チリチリになってしまいます。

玄海灘の潮の速さをナメてはイケません。

チリチリになると、お魚ちゃんに見つかる可能性が大きくなります。

だから、ギリギリ迄太い糸を使いましょう。

これ以上太い糸を使うと、針に糸が結びにくくなります。(8号でも結構結びにくい。)

ようやく寸法についてです。

仕掛けは胴付三本針仕掛けを作ります。

モトスの長さは3m、

一番下にスナップ付きの三つ又サルカンを結び、

そこから60cm上に回転ビーズを付けます。

そこから更に40cm上に回転ビーズを付けます。

その上の2mには何も付けずに、一番上にサルカンを結びます。(2mより短いと、PEラインが魚に見えて警戒されます。逆に長いと、PEラインよりハリスの方が太い為、潮に流されて、底取りが難しくなります。)

これにハリス55cmの針を一番下の三つ又サルカンに結びます。

その上の回転ビーズ二つにハリス35cmの針を通して結びます。

・・・これで仕掛けが出来上がりました。

後は、ミチイトの先にサルカンを結び、

それにタル付き中重り10号を取り付け、

そこに先程の仕掛けを取り付け、

三つ又サルカンに付けているスナップに、潮の速さによって、60号から100号の六角鉛を取り付ければ、

全て完成です!

カ・ン・ペ・キ!!!

因みに、

光り玉は?

クッションゴムは?

要りません!

というか、付けてはイケません!!!

今迄書いたものは、全て書いた通りにしないと、効果は期待出来ません。

竿、リール、針、ハリス、仕掛けの寸法、

どれか一つでも書いたものと違う物に変えてしまうと、釣果が落ちる場合がほとんどです。

全体のバランスが大事なんです!

もし、どれか一つでも違うのを使うのであれば、

全ての物を最初から見直して下さい。

それでは、

次に、実際に沖に出てからの釣り方を説明しようと思います。

この仕掛けには、この仕掛けに合った釣り方が有ります。

んが!

今日はもう結構カキコんだので、次の機会にします。

再度、首を長ーくして暫くお待ち下さい。

デッカイ甘鯛釣りたければ!

by海将てんちょ

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