林泰石さん(はやしたいせきさん)

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書道の先生をされている林泰石さん。

私が26歳の時に、ナーンにも判らないまま海将を始めて、その当初から色々とお世話になった方々の中のお一人です。

元々、西部石油に勤めておられたんですが、

「書道に集中出来ん!」

と言う事で(と、思われたのかどうかは定かでは無い。)、

会社を辞められました。

辞められたのが10年位前。

その1年後位に毎日新聞書道展とか言う(国内じゃあ結構権威ある展覧会らしい。私はよー分からんけど・・・)ヤツで最優秀賞を取っちゃった。

そこから、ナンとか協会の理事じゃぁナンとか展覧会の審査委員長じゃぁナンじゃカンじゃと大忙し。

明日は大阪

来週は東京

来月は中国広東省

3年位あっちこっち引っ張りダコ。

林さんもやりたい事が出来ず、結構ストレスが溜まってたみたいです。

世の中恐ろしいですねぇ。

権威がある展覧会かなんかよー分からんけど、

賞を取るか取らんかでこんなに違うなんて、・・・

・・・同じ人が書いた書が、有名か無名かで、その人の評価が天と地の差になるんですよ!

ピカソの絵なんかいい例ですが、

あの絵を観て果たしてどれだけの人が素晴らしい絵だと本当に心の底から思うんでしょうか?

まあ10人中一人か二人位?

後の人は

「ピカソの絵じゃけぇ凄い。」

です。

こう言う話はとにかく多い。

物の本質がまるで見えていない。

飲食店でもそうです。

「アソコの店の〇〇が旨い!」

って、意図的にテレビで流す。ネットで流す。広告で流す。クチコミで流す。

すると、

それを見た人が押し寄せ皆が旨いと言う。

そういう話を聞かずにその料理を食べて、果たしてどれだけの人が旨いと言うのか・・・

・・・しょーもない・・・

そんなある意味、騙しみたいなやり方は、まるで納得がいかん。

・・・話が脱線した。

・・・林さんの話をしよるんやった。

それでその林さんですが、

「あーもう面倒臭えー!」

という事で(と、思われたのかどうかは定かでは無い。)、

色々あった肩書を全部貰った所に返して、

今は悠々自適

自分の好きな事だけをやっておられます。

ソレがいいと思います。

ところで、

皆さんは、なんで仕事をしているんですか?

まあ、自分が生きる為、家族を養う為に金を稼ぐ。ソレは当然です。

それ以上のお金は?

欲しいものを買う。

ソレも正解。

じゃあ、それ以上の稼ぎは?

要らないのでは・・・?

私は要りません。

では、何故にそれ以上の仕事をしているのか?

・・・自分が好きな事をやっているからです。

とは言ってもやってる事全部が全部好きな訳ではありませんよ。

そりゃあ無理。

でも、それを目指したからこそ独立したんだし、これからもそれを目指して仕事をしていきます。

だから、林さんの様な人生に憧れます。

悠々自適

いい言葉ですねぇ。

会社員の皆さん、

自営業の人の事をどうお思いですか?

「リスクが・・・」

リスクなんてほぼ無いに等しいです。

そりゃあ、「稼いじゃろう。」と思って起業したのに「全然稼げんかった。」

これは、「稼いじゃろう」という最初の思いと「稼げんかった。」という結果の差がリスクになります。

しかーし!

そもそも自分がやりたい事をやって、更に稼いじゃろう、という考えは、厚かましいにも程がある!

最初からたいして稼ぐ気が無ければ・・・

ほーら、ほぼノーリスク!

それに、

会社員は、仕事をすればする程、仕事の事を考えれば考える程、

・・・会社の身になる。

空しい・・・

それに対して、自営業は、

やればやる程、考えれば考える程、

自分の身になる。

素晴らしい!

そりゃあ当然、逆の事も言える訳ですが・・・

発想の転換。

考え方を変えてみる。

そうすると、又違う事が見えて来ます。

当然、ネガティブな方向ではなく、ポジティブな方向にですよ!

・・・こう言う話を始めると一晩どころじゃぁない時間がいるからもうやーめた。

・・・林泰石さんの画は海将の店内に5枚程飾ってあります。

ご来店の際は是非じっくりとご覧下さい。

by海将てんちょ

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