はい、皆さんこんにちは!海将てんちょです。
今日は、てんちょのほっぺの傷について書いてしまおう。・・・自分で自分の写メを撮る行為ってなんかアホみたいでしたが、撮ってみた。
てんちょは、人見知りです。
居酒屋の店主にも関わらず、知らない人とは話をしようとしません。
っつーか、話す内容が見当たりません。
まあ、要するに、面倒臭いんでしょう。
という事で、
チョコチョコ来店されて、お勘定の時とかに一言二言会話を交えてくるうちに、
だんだん仲良くなるパターンのお客様がほとんどです。
そうなってくると、大概の人が恐る恐る聞いてきます。
「最初に見たときから気になったてたんですけど、大将のそのほっぺたの傷って、ヤッパリ喧嘩かなんかでやられたんですか?」
・・・んな訳無いでしょ?高校三年生までお母ちゃんのおっぱいで育ったこんな穏便なてんちょが切った張ったのエモノつきの戦闘に絡むわけが無いでしょ。そんな場面に出くわしたら「ごめんなちゃ〜い!」って謝りながらダッシュでこの世の果てまで逃走しますよ。バカな想像を張り巡らせないで下さい。
交通事故です。
てんちょは交通事故で三台車を潰してます。
1回ポッキリの人生で車を3台も潰さなくてもねえ。保険金詐欺でもあるまいし、F1レーサーでもあるまいし。・・・って、タダ単にてんちょがバカタレなだけだって噂も耳にしますが。
てんちょのほっぺの傷は、その内の一番激しかった事故をやらかした時に付いた傷です。二十歳までの超スーパーウルトラミラクルワンダフルなイケメンがこの時点で台無し。・・・ナニか?
二十歳の時に、とある旅館に勤めていました。
18歳、給料9万円の時に、月々5万円のローンを組んで(よく審査が通ったな。)、車を買いました。
旅館での仕事が終わるのが、夜9時、朝の朝食の準備が始まるのが朝5時、その間の約8時間がてんちょがプチ監禁から解放される貴重な8時間。
その間に、風呂入って(旅館の温泉!)洗濯して(住み込みだったもんでね。)、他にもエロエロして(?)睡眠を取らなければなりませんが、
せっかく車を買ってみたのに、乗らないのは勿体ない。運転したい。運転したい。運転したい。運転したい。運転したい。
という事で、貴重な睡眠時間を割いて、毎日のように意味もなく1人でドライブしてました。
んで、ある日、
田舎の直線道路を時速120kmくらいで走行中、
前方の左路肩にケツをこっちに向けて停止している車両を確認!
何気なく、その車両の右側を通過しようとしたその時!
その車両、ウインカーも上げずにイキナリUターンしようとしやがった!
時速120kmで、相手車両の右横っ腹に衝突!
相手車両を弾き飛ばし、
てんちょの車も、そばの田んぼに弾け飛び!
車ぐちゃぐちゃ!てんちょもぐちゃぐちゃ!
シートベルトをしてなかったので(その頃は、まだシートベルト着用は義務化されてなかったので・・・されてたか?)、衝突したときにてんちょの顎がハンドルに引っ掛かり、左耳から唇の下までがその衝撃でチギれ!
頭をフロントガラスに突っ込んで、前頭部裂傷!
左膝部の骨が折れ!右足首の骨が折れ!モノは序でと左腕も骨折!骨が肉と皮を突き破って、呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン!(ハクション大魔王風でお願いします。)
切り傷多数!とにかくぐちゃぐちゃ!
あちこちぐちゃぐちゃの中で一番ぐちゃぐちゃになってたのが、左の顔面。
頭に行く動脈が何本か通ってるらしいが、それも一緒に引きちぎれて、脈打つたびにピューッピューッと血が吹き出てくるわ、
顔面に血が行き届かないので顔を氷水に突っ込んだみたいに冷たくてビリビリするわ、
頭から血がバシャバシャ流れてきて周りが見えんわ、
何でか知らんが体が動かんわ(後々考えてみりゃ、そりゃ動かんわ。)、
ボンネットから煙がモクモクと上がっているのは何となく判ったが、
どうにもなりましぇーん。まさに、あべしっ!
何分経ったか判りませんが、近所のおっちゃんが駆けつけてきてくれて、「大丈夫かね?動けるかね?」と、車から煙が上がっていつガソリンに引火するかも判らないのに一生懸命ドアを開けようとしてくれてるけど、当然開きましぇーん。
割れ落ちたガラス越しに「なんか出来ることはないかね?」って聞いてきた。・・・爆発するって!でもありがとう!救急車が来るまでの間、大変心強かったです!
色々思いながらも、喋れん。う〜んう〜んしか言われん。
一番して欲しかったのが顔にタオルを被せて欲しかったんだけど。喋れんし。
これだけあちこちぐちゃぐちゃになると、不思議とどこも痛くも痒くもない。只々顔面が冷たいだけ。
それから間もなく救急車3台、消防車2台、パト1台登場。
なんや知らん電動工具で車のドアを引きちぎられ、てんちょは引っ張り出されて、救急車へ。
救急隊員同士がボソボソと・・・聞こえたぞ!「こりゃあダメかもしれんぞ・・・」って言っただろ!意識が有るんだから、そういうことは聞こえないところで話しなさ〜い!
そのまま大学病院に直行。
普通こういうのって、意識が無くなるんじゃねえか?と思いながら意識だけはしっかりしていたてんちょ。出来ればずーっと気絶しときたかった・・・
病院につくなり、
いきなり看護師さん達に寄ってたかっててんちょのお気に入りの服を全部切りきざまれ、スッポンポン。
更に、全身麻酔の注射を打たれるのと同時に、ちぎれた動脈を縫いつけられた!だから、意識が有るんだって言ってるでしょうが!麻酔が効いてからにしてえ〜!・・・それじゃ間に合わんか。
その辺りで、麻酔が効いてきたのが、ようやく意識が飛び、
就寝。
目が覚めたら、2日と半日経ってましたとさ。
奇跡的に、内臓に損傷がなかったのが不幸中の幸い。外傷多数ってところで、血液さえ確保出来れば命に別状なし。お母ちゃん、丈夫に生んでくれてありがとう。
約2ヶ月で退院しました。
そーいや、入院中に、
ナゼか、
同じ日の、
同じ時間に、
当時お付き合いさせていただいていた彼女様が、
3人同時に見舞いにお越しになりました。・・・なんで申し合わせたように同じタイミングで見舞いに来る?
その時は、事故したときに死んどけば良かったと思いました。・・・取り敢えず、死んだふりだけしときました。
それとは別の日に、
現在のてんちょの奥さんが同僚の人と一緒に見舞いに来ました。(当時は同じ職場のウエイトレスさんでした。)
てんちょの顔を見て、会話を交えることもなく3分で帰っていきました。・・・何しに来た?
後で聞いた話によると、「顔を見ていたら気持ち悪くなった。」そうです。・・・そりゃどーもすんませんでした。
因みに、
事故を起こしたのが正月3日、という事で、
てんちょの成人式は、病院のベッドの上で迎えました。テレビで成人式のニュースを見ながら一生懸命参加した気分になろうと試みたが、無理でした。・・・どーせ五体満足な状況だったとしても、仕事休ませて貰えんやったし、同じことか。
退院してからも、リハビリ等が長々と続き、
顔面の腫れも半年くらい取れず、
飲んだ飲み物は勝手に口からダダ漏れするし、
まばたきしても左目が閉じずに目んたま乾きまくりで目薬さしまくりだし、
結構しんどい目にあいましたが(松葉杖ついて板場に立つのは邪魔なだけでしたねえ。すんませんでした。)、
ゾンビも恐れおののくようなイビツな顔面がなんとなく見れる顔に戻ったのは、2年後くらいだったかな?
とまあ、そんな感じです!
皆さん!車は凶器です!くれぐれも安全運転を心掛けましょう!
それでは!では!では!
本日は以上!
byいまだにガスの供給がストップするまでアクセルをベタ踏みする学習能力ゼロの海将てんちょ
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