偽ブンスライド(にせぶんすらいど)

03.111030.004836__822T.JPG 04.111030.004836__822T.JPG 05.111030.004836__822T.JPG 06.111030.004836__822T.JPG

最近は、こうなっております。

名付けて『偽ブンスライド』?いかにもサギっぽい?

真鯒釣りでは、純正のセブンスライドを遥かに凌ぐ成績をあげています(マダイ釣りじゃなくてマゴチ釣りなのにセブンスライドと比較するのは間違ってる??)。

・・・という事で?セブンスライドのラバーを固定する部品は使わせて貰ってますけど。

勿論、昔ながらの活き餌をマゴチ鉤にちょん掛けして天秤仕掛けで釣る『エビマゴチ』や『ハゼマゴチ』等々よりも偽ブンスライドのほうが断然釣果は上がっています。まあ、ベイトが海老類に移行する初秋以降の話ですけど。考え方を変えてみれば、『やり方によっては秋でもマゴチはバンバン釣れる!』んです。しかも、深場に潜る前の荒食いの時期なので釣果も味も春以上。

っていうか、偽ブンスライドでやると前アタリ無しの即合わせで掛かるので、『ヒラメ40マゴチ20』とかいう待ち時間は一切無し。プルプルとしたアタリもコツンとしたアタリもありません。偽ブンスライドで流していると、明確なアタリでいきなりゴンッ!と仕掛けを持って行きます。

ゆえに、マゴチ釣りの醍醐味のひとつ『のませ釣り』が味わえないので、合わせのタイミングをドキドキしながら見計らう楽しみは皆無。

バラすとしたら、最初の合わせが甘くて掛かりが浅い時に、マゴチを底から引っ剥がした後のやり取り中にラインが弛んで針外れ。バラシの原因のぼぼ100%がコレです。・・・要するに、あたった時に合わせをシッカリやって、マゴチとのやり取り中に常にラインを張っている事を気をつけておけば、ほとんどバラす事はありません。

前アタリから本アタリまでの行程が一切排除されるので、釣り味としてはイマイチ。

この仕掛けのキモは『リーダーとフックの結び目の位置』に有ります。

セブンスライドは、リーダーとの結び目が鉛よりも上にくるので、太めのリーダーを使うと結び目が大きくなって鉛の穴に引っ掛かり、鉛がスムーズに遊動しない事があります。

引っ掛かりがあると、大なり小なりフックを咥えた魚にも違和感を与えているはずです。

という事で、

『偽ブンスライド』は、

結び目が、鉛の下にくる様になってます。ある意味画期的。

写真を見て判る人は、試しに作ってみて次の釣行の際に、『セブンスライド』と『偽ブンスライド』の比較実験をしてみて下さい。・・・海水温が下がってくると、ほとんどの魚種がタイラバには食って来なくなるので、実験するならお早めに。

・・・もしかしたら?・・・かも??・・・よっ!?

因みに、

鉛は関門工業の豆テンヤ(リーダーが擦れるのを防ぐ為に、目の細かい棒ヤスリで穴の内側を滑らかに削ってます。)、

フックはHAYABUSAのスイミングダンサーワイドゲイプ#2、

ネクタイはラバラバゴールドと禿レッドのミックス、

スカートはなんやかんや2本ずつ3種類、

って感じで作ってます。

勿論、餌は付けますよ。タイラバは餌を付けた方がよく釣れますよ。・・・タイラバに餌を付けてナニが悪い?釣れないよりも釣れた方がよかろうもん。

たまに『タイラバに餌を付けたらバランスが崩れてどうのこうの・・・』と因縁つける人がいますが、

既製品のタイラバじゃなくて自作のタイラバなんだから、元々シッカリとしたバランスなんか取れてません。自作するほとんどの人が海中で自作タイラバの動作確認なんかしてませんから。

ゆえに、バランスが取れていないタイラバに餌を付けてもバランスは取れてないんだから、バランスの事だけを言えば結局同じ事です。

餌を付けるか付けないかで比較実験すればよく判りますが、バランスが取れているはずの既製品のタイラバでさえも、餌を付けないでマキマキするよりも餌を付けてマキマキした方が釣果が上がるんだから、

トーゼン、餌を付けるに越した事はありません。釣果よりも擬似餌にこだわるんなら話は別ですが、魚釣りは魚が釣れてナンボでしょ?

白いラバースカートを付けて釣る時は、イカタン、緑のラバースカートを付けて釣る時は虫餌、赤いラバースカートを付けて釣る時はエビ。・・・ついでに言わせてもらうと、水深50mを越える深場で真鯛等を狙うときにタイラバの色を換えると釣果が変わると言われる人がエライ多いですが、水深50mを越える深場でタイラバの色を赤をピンクに換えようが緑を青に換えようが白を紫に換えようが、釣果なんか変わりませんよ?変わったって言い張る人、それはただの思い込みです。タイミングよく地合が来たとか群れに当たったとかその時の誘い方がたまたまヒットパターンだったとかそれだけの話です。

なーんでか?

専門家の間では常識の中の常識ですが、『水深50m辺りを越えると、光は届いても色は届かない。全て黒。』だからです。物理的に不可能な色の識別が、ほぼ色盲と言われている真鯛に可能な訳がないでしょ?タイラバに変化をつけようと思うんなら、ラメ入りに換えてみるとか夜光タイプに換えてみるとかアワビシートを貼ってみるとか、要するに光を反射するかしないか、反射させるならどういう風に反射させるのか、それを意識しながらの交換でないとナーンの意味もありません。カラーチェンジが有効なのは水深50mよりも浅場、もっと言うと全てのカラーが識別出来る30m以浅だけですよ。深場でのカラーチェンジは只の自己満足でしかありません。

という事で話を戻して、てんちょはだいぶ前に紹介した『ぶと海老の砂糖漬け』をこの仕掛けに付けて釣ってます。

先日からマゴチを何十本と揚げてますが、

全部、この仕掛けに去年漬け込んで冷凍ストッカーに放ったらかしになっているエビの砂糖漬けを解凍した物を尻掛けにして釣ってます。

『マゴチは活き餌じゃないと釣れん!』なんていうのは大きな大間違い。秋のマゴチは死んだ海老で充分釣れますよ。活き餌を確保する手間なんか要りません。っつーか、秋のマゴチにとっては活きたドンコなんかはベイトが全く違うんだから見向きもしません。

上に書いた仕掛けと餌をセットして、

潮下にキャストしてラインを斜めに出して、

2〜30秒に1回、大きく竿をあおって誘いをかけながら底をズル曳きすれば、

マゴチなんかナンボでも釣れます???か?

んが、

当然の事ながら、

「同じ様に作って使ったけど全然釣れんじゃったぞっ!」

って言われたところで、

てんちょの知ったこっちゃありませんから、悪しからずご了承下さい。

・・・しかしまあ、

ナーンで毎週毎週狙った様に日曜日に低気圧が通過するんだい?

今日は予報が『南東の風やや強く雨、ところにより雷を伴うでしょう。』だってさ。本山岬沖で南東の風はいかん。いかんよ。しかも夕方に天気図にも表示されない様なプチ寒冷前線が通過する様な気象天気図です。これが少しでも早まって昼過ぎにでも通過したら一時的にですが大変な目に会うのは火を見るより明らか。考えただけで気分が悪くなって、沖に出る勇気が涌かないので中止。

もう3週連続でまともな釣行ができて無いんですけど?

そろそろ本山岬沖のマゴチも海水温の低下と共に、深場に移動し始める頃。

せめて、今年中に後1回は、ゆっくりゆったりまったりしっとりじっくりのんびりマゴチ釣りが出来ればなあと、

シトシトと降り続く秋の長雨を窓越しに怨めしい目で眺めつつ仕掛けを作りながら、静寂が広がる紺碧の海に想いを巡らす海将てんちょであった。

あ〜、まごち釣りたい。

byさすらいのマゴチスト海将てんちょ

トラックバック

このブログ記事に対するトラックバックURL:

コメント & トラックバック

コメントはまだありません。

コメントする

海将携帯サイト