・・・何回見てもゴイスーエロス。お前はナニユエにそんなエグい姿を選んだ?まさか、ウケ狙いか?
・・・まあ、そっちの話を始めると延々と終わらなくなるからやめといて違う話。
テレビとかでよく見掛けますが、
活鮑を殻から外す時に、ナイフを使っている人が多いですが、
ナイフはイカンですよ。
貝柱が途中で切れたり、肝に傷がついたり、
ナイフを使って鮑の殻を外した事がある人はご存じでしょうが、大概ろくな事になりません。
旬を迎えた今時期の型の良い雄貝(おがい=クロアワビ)だと、普段の相場だと1kgで1万円を超える代物なんですから、
そんな一か八かの勝負をせずに、
しゃもじ(業界用語では『宮島』。)を使いましょう。
写真の様に、口の方からしゃもじを突っ込んで殻に沿ってグイッと差し込むと、ほぼ間違いなく簡単にボッコリと殻から貝柱が外せます。
試す機会はそんなに無いとは思いますが、
御中元で活鮑を貰われたりしたならば、
お試し下さい。
因みに、
クロアワビを雄貝、メガイアワビを雌貝と呼びます。
先日使った写真の鮑もその2種類を仕入れましたが、皆さん、見て判りますか?・・・真ん中の平らな所が緑色っぽくてまわりのビラビラの所に黒いラインがハッキリと入っているのがクロアワビ、真ん中の平らな所が肌色っぽくてまわりのビラビラの所が斑模様になっているのがメガイアワビです。
別にクロアワビを雄貝と呼ぶからといってオスばっかりな訳では無いし、メガイアワビを雌貝と呼ぶからっていってメスばっかりな訳でも無いですよ。
雄貝と雌貝は、種類が違う鮑です。雄貝も雌貝もそれぞれに雄と雌がいます。
肝が白っぽいのが雄、緑っぽいのが雌ですが(サザエも然り。)、
雄貝と雌貝では味は違いますけど、
雄と雌では味は変わりません。
・・・ナーンか、ややこしい話じゃのう。
by御中元で活鮑が貰える様な立派な人になりたいけど、きっと絶対間違いなく永遠になれない海将てんちょ
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