生簀の架台(いけすのかだい)

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大きい生簀の方の架台は最初からステンレスだったので問題無いんですが、

小さい方の生簀の架台は鉄製。ボロボロに錆びてヤバかったので、交換しました。

器具をばらして架台を動かしたら、

錆の塊がボロボロボロボロ・・・外に出して、真ん中を指で押さえたら、

折れた。・・・海水を入れた生簀の重さは200kg位有るのに、よく今まで持ち堪えてたな。

という事で、

今度は錆びない様に、新しい架台の材質を、亜鉛に変更。

業者に注文したら、「ステンレスなら錆びませんよ。」って言われた。

そりゃあ、ステンなら錆びないが、

ハウマッチ?

答えは、送料込みで、約20万円・・・何でそんな、てんちょの胃が痛くなる様な金額を平気で口に出す?アホか。

「鉄で作って、亜鉛のドブ漬けにしてもらえません?」

って聞いたら、

「ドブ漬けはやってないけど、亜鉛を素材にして作れますよ。」

って言われた。・・・ソレができるんならハナから言えや。

金額は送料込みで約12万円。・・・胃の痛みが少しだけ和らいだ。

鉄をドブ漬けした方が安いんですが、出来ないんならまあ仕方が無いかという事で、それに決定。

これで半永久的に海水で錆びて朽ちる事はない!バンザイッ!

ばらした序でに、生簀も濾過器も綺麗に洗って、

濾過器の中の珊瑚も綺麗に洗って、

汲上げポンプの配管をばらして真水を通してゴミを吐き出させ、

元通りに組み立てて、完成!

サザエが気持ち良さそうに歩いてます。

間もなく切り刻まれて食われてしまう事など知る由もなく・・・

因みに、

『ドブ漬け』とは、

要するに、めっきみたいなもんです。

亜鉛のドブ漬けは、溶融亜鉛に鉄などの素材を漬け込んで表面にコーティングを施し、

素材の酸化、つまり錆が出るのを防ぐ事を目的としています。

この技術を使う事によって、安い素材でステンレス等に近い耐久性を持たせる事が出来る訳です。

人間って、賢いですねえ。

by海将てんちょ

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