今シーズン、トラフグを仕入れる度に思うんですが、
今年の養殖のトラフグは、鰭が異様に綺麗です。
ナンで?
という事で、
てんちょ得意の独断と偏見で自分を納得させました。
まず始めに、
基本的に、養殖のトラフグの鰭は、千切れている場合が多いのが普通です。
ナゼか?
海上の狭い生簀の中で、大量のトラフグを養殖すると、
トラフグ同士が喧嘩して、喧嘩相手のフグの鰭を噛みちぎるんです。
だから、千切れたような鰭のトラフグは、たまに例外もありますが、大概、養殖物です。
天然物は、ほぼ間違いなく綺麗な鰭をしています。
んが、
今年の養殖のトラフグは、
千切れた鰭のトラフグが殆どいません。
ナゼか(ここから独断と偏見)?
原因は地球温暖化です(多分)!
今年の夏は海水温が異常に高くて、海水温に堪え切れなかった養殖のトラフグがかなりの数死にました(これは事実)。
という事は、
養殖生簀の中は、スカスカでトラフグ達は悠々自適(多分)!
トラフグは、狭苦しくないので喧嘩しない(多分)!
=鰭をかじらない(多分)!
故に、鰭が綺麗(多分)!
地球温暖化、バンザイッ!?
今年は綺麗な乾燥フグヒレが沢山出来そうです。
・・・まあ、ヒレ酒を作る前にヒレを時間をかけてじっくりと炙るので結局チリチリになって、
綺麗なフグヒレだろうがギザギザになったフグヒレだろうが、
お客さんに出す時には見た感じたいして変わりませんけど。
因みに、
トラフグのヒレ酒、海将ではフグヒレを2枚入れて、1杯630円で提供しています。わざわざ買った訳じゃないんで、元がタダなんだから、たいした金額は取りません。
お越しの際には、是非どうぞ!
by海将てんちょ
コメント & トラックバック
コメントする