一口に竹串と言っても、用途によって色々な種類が有ります。
熨斗串、団子串、五平串、カブラ串、鉄砲串、銀杏串、鉄扇串、田楽串、鰻串、おでん串・・・
思い浮かべるだけでもかなりの種類が有ります。全部、形状が違うんですよ。
写真は、銀杏を刺していますが、銀杏串ではありません。
松葉串と言います。
本来は、本物の松葉を使うんですが、
取りに行くのが面倒な時は、これを代用します。
よく出来てるでしょ?1本あたり3円位。
勿論、「メイドインチャイナ」です。日本で作ったら、多分1本あたり10円位になると思います。
儲けが出る金額で売っても安い。
安いから売れる。
売れるから作る。
これが今後の日本と中国の国力の差に繋がって行く原因のひとつになるんだろうと、
訳の判らん事を考えながら、あしらいで使う銀杏を刺していたてんちょでした。
因みに、
この銀杏、
鬼殻を剥いて、
米の磨ぎ汁で茹でて、
水に晒しながら薄皮を剥いて、
松葉串に刺して、
油で素揚げにして、
塩を振り、
焼物のあしらいにしますが、
こないだ、お客さんに出したら、
スタッフが料理を配っている目の前で、
片肘ついてブスーッとしているオバハンが銀杏をつまみ上げて、
「これ嫌ーい!」
だってさ。
手間隙かけて準備したものを、一言で一蹴されると、
手間隙かけて準備するのが、とことん難儀になります。
オバハンに出す時は、冷凍品に換えてやろうか?
by海将てんちょ
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