炙り締め鯖の棒寿司・其之参(あぶりしめさばのぼうずし・ そのさん)

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よっしゃ!

今日は、最後まで作るぞ!

取り敢えず、

舎利を合わせやがれ。

ご飯を固めに炊いて(普通に炊くと、酢を合わせたらべちょべちょになるから気を付けろ!)、

蒸らしたら、熱いうちに湿らせた飯切に移して(湿らせておかないと、ご飯が飯切にくっついて大変な事になるから気を付けろ!)、

寿司酢をかけて、

団扇で扇ぎながら、宮島でご飯を切る様に混ぜやがれ(切る様にして混ぜないと、ねちゃねちゃの舎利になるから気を付けろ!)。

人肌になるまで扇いだら(手早く冷まさないと、酢が飛んでしまうから気を付けろ!)、湿らせたネルを上に被せておきやがれ(被せておかないと、舎利がかぴかぴになるから気を付けろ!)。

これで舎利は出来上がりじゃ!オラッ!

次に、

鯖の身の方を上にして、

写真の様に、厚い部分を削ぎ取りやがれ。

巻きスを広げて、

その上にラップを広げて、

よく水分を絞った白板昆布を敷かんかい!コラッ!

その上に、

先程の鯖を乗せろっつってんだろうが!このヤロウ!

削いだ身を、二つに切って、

写真の様に、鯖の腹側の身の薄い部分と尻尾側に置いて、身の厚さを極力均等にしやがれ!

これをしないと、切った時に、真ん中辺りと端っこで、どえらく不公平な状態の棒寿司が出来るぞ!見栄えもかなり悪くなるから、キチッと言う事聞いてやらんかい!

んで、

鯖の上に、

舎利を乗せやがれ!

舎利に、刻んだ大葉やガリ、切り胡麻なんかを混ぜ込んでも旨いぞー!ダーッ!

舎利は、始めに水に濡らした手で団子に取って、

鯖の大きさに合わせて、棒状に伸ばしてから鯖の上に乗せやがれ!

舎利を乗せたら、

巻きスで巻き込んで、

かなりキツめに締め込みやがれ!

押し寿司は舎利を押さえ付ける事によって、棒寿司は舎利を締め込む事によって旨みが出るんダーッ!ナンだバカ野郎!

これは科学的にも証明されてるんだよ!文句あんのか?ぁあっ!?

何故、舎利を潰す事によって旨くなるのか?

・・・知りたいか?

・・・甘えてんじゃねえっ!自分で調べろ!あほんだらっ!

とにかく、

押し寿司、棒寿司を作る時の最大の「キモ」は、

「舎利をよく締める事」

締め込んだら、1時間以上そのまま常温で寝かせて馴染ませねーと、生きたままドラム缶にぶち込んでモルタル詰めて対馬の沖の水深200mに沈めて赤ムツ用の漁礁にするぞ!おおっ!?

出来れば、半日位置いた方が旨いんだぜ!判ってんのか!?オラッ!

ラップを外して、適当な大きさに切り、

完成!

こんなに手取り足取り説明してやったにも関わらず、

「書いた通りに作ったのに美味しくなかった!」

とか言う奴が万が一でも存在するとすれば!

貴様の味覚は、完全にイカレポンチ!!!

病院で舌の手術をして貰えっ!

おわりじゃっ!

by海将てんちょ

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