先日、「天麩羅でお出ししてます。」って書きましたが、
まあ、天麩羅と言えば天麩羅なんですが、
ちょっとひとひねり。
1本を、竹串で4〜6つに裂いた松茸に、
合鴨ロースのスライスを巻き付けて爪楊枝で止めてから、
天麩羅にします。
同時に、万願寺唐辛子も天麩羅にして、
重ね盛りにして、カボスを乗せて、糸唐辛子を天に盛ります。
抹茶塩と山椒塩で食べて貰います。
松茸と合鴨は、相性が良いです。
カボスの汁を少しかけてから、塩を付けて食べると旨いですよ。
「トリュフが茸の王様でぇーっす!」って、とぼけた事を吐かすフランス人に食わせてやりたいんですが、
海将にはフランスの女性が好きなお客さんは来ますが、フランス人のお客さんは来ません。
残念。
そういえば、
「中国産の松茸は香りが少ない。」
っておっしゃる方がおられました。
んが、
それは、何年も前の話です。
何年か前までは、中国で松茸を採取してから日本の店頭に並ぶまでに、かなりの日数がかかっていたので、腐るのを防止する為に、現地で乾燥させていました。乾燥と言っても干し椎茸の様にカラカラにするんじゃなくて、ほんの少しだけ水分を抜くんです。
茸類は、そうする事によって断然日持ちがする様になります。
その弊害として、水分と一緒に香りも抜けるという訳です。
しかし、
流通の発達によって、今はそんな事をする必要が無くなった様で、昔の様な傾向は見られません。
・・・なんだかんだ言うより、中国産と国産を食べ較べれば判ります。あー、めんどくさい。
by海将てんちょ
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