胴突き仕掛け(どうつきじかけ)

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胴突き仕掛けのご紹介。

以前、簡単に書いた事がありますが、今日は詳しく書いてみようと思います。

まず、用意する物。

糸(サンライン トルネードVハード 5号&6号)・・・糸よれが少なく、長時間使用してもあまり白く濁りません。それより何より、引っ張り強度が強い。このシリーズの0.8号で56cmのグレを上げた人もいます。80cmの真鯛を上げた人もいます。

針(キンリュウ太地丸海津ダブル平打ち16号&平打ち15号)・・・基本的に活き海老が餌なので、この手の針が海老を真っ直ぐに付けやすい。たまに、ネムリ針を使っている人がいますが、あれは最悪。元々が漁師が延縄漁に使う為に作った物で、針を呑まれると魚の歯の所にハリスが当たって長い間そのままにしておくとラインが切れる可能性が高いのと、かかった魚を効率よく針外し出来る様に、魚が針を飲み込みにくくして口の部分に針掛かりする様にする為に開発された物です。普通に竿釣りをする時は、当たりを合わせても針掛りしにくくなるだけでナーンのメリットも有りません。既製品の仕掛けによく使われていますが、「既製品では釣れん!」って何度かてんちょが書いている理由のひとつです。実際、釣れません。

スナップ付きサルカン6号・・・これはなんでもOK。

回転ビーズ3〜8号用・・・モトスに直接結ぶという手も有りますが、おまつりや根掛かりの際に、回転ビーズのほうが針を代える時に便利です。糸よれがひどい時も直ぐに交換する事が出来るので、「面倒臭いけえこのままでええわい。」ってそのまま使うよりは釣果が上がります。

中錘10号・・・仕掛けの一番上に付けますが、仕掛けを沈める為に付けるんではありません。「じゃあ何で付けるんか?」・・・糸をピーンと張った状態で糸を海中に沈めておくと、水を切る音がします(水切音)。魚が警戒します。これを少しでも軽減する為です。

針結び機・・・必ず、外掛け結び用を購入しましょう。無くても結べますが、これを使ったほうがかなり早く結べます。因みに、電動タイプも有りますが、内掛け結びしか出来ないので×。結び目が解ける可能性があります。

後は、ハサミとメジャーとラジオペンチを用意すれば準備完了。

さて、作りましょう。

16号の針にハリス6号を結んで、60cmでカット。結び目はペンチで目一杯引っ張って、ガチガチに締めて下さい。

15号の針にハリス6号を結んで、30cmでカット。

ハリス5号を3mでカット。これを1.5mにして、道糸のほうに3〜5mのリーダーを電車結びで結ぶという手も有りますが、てんちょが行く所は、何なのか判りませんが、細かい海草みたいな物がラインによく絡み付きます。これが巻き上げる度に電車結びした所に詰まって、取り除くのにかなり往生します。だから、リーダーは付けません。その代わりに、仕掛けのモトスを長めにとります。こういったトラブルが無い所であれば、モトスを短めにしてリーダーを結ぶのもアリ。ハリスをカットしたら、片方にサルカンを結び、サルカンから1cmの所にコブを作って回転ビーズを通し、もう1回コブを作って回転ビーズを固定します。

そこから65cmの所に又コブを作って回転ビーズを通し、コブを作って回転ビーズを固定します。

更に、そこから35cmの所に又コブを作って回転ビーズを通し、コブを作って回転ビーズを固定します。

端にサルカンを結び、モトスの完成です。

先程針を結んだハリスを回転ビーズに通してエイトノットでコブを作ります。一番下が60cm、2番目と3番目が30cmです。

一番下の針のハリスは、少々寸法を長くしても構いませんが、一番上と真ん中の針のハリスを30cmより長くすると、誘いをかけている最中にモトスに絡みます。

後は、仕掛け巻きに巻いてケースに納めて出来上がり!これを3〜4セット作っておけば完璧です。ハリスを結んだ針も何本か余分に作っておくと、釣りの最中に便利です。

既製品を使って底物釣りをされている皆さん!・・・折角高いお金を出して、休日を丸々1日潰して行くんですから、釣れないより釣れた方がいいでしょ?だったら、仕掛け位は自分で作りましょう!沢山釣った方が家族も船長も喜んでくれますよ!

まあ、自分で作ったところで、釣れない時は釣れませんが・・・。

「ナーンでこうなっちょるん?」ってひたすら考えてもさっぱり判らん造りをした既製品の仕掛けを使って釣るより、数釣れる事間違いなし!です。

因みに、

小倉港出船の海生丸を利用される時は、てんちょの仕掛けとは寸法とかは違いますが、船長手作りの胴突き仕掛けを使っても良く釣れます。ひとつ300円也。既製品の安い物よりは100円位割高ですが、それがどうした?小魚1匹余分に釣ればガンは取れます。どう転んでも、既製品の仕掛けより船長の仕掛けのほうが良く釣れます。どねえでも自分で仕掛けを作るのが面倒臭いと言われるかたは、これがお勧めです。

是非っ!

by海将てんちょ

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