必殺!水溶き片栗粉!(ひっさつ!みずときかたくりこ!)

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料理を生業とする上で、欠かせないのが、

スピード!!!

旨いモンを作るだけなら、家庭の主婦でも作れます。(主婦の皆さん、失礼。)

家庭の主婦と料理人、色んな違いが有りますが、決定的な違いは、

料理を作るスピードです。

家庭の主婦は、美味しさや食材の金額、簡単さを求めます。

料理人は、それに加えて、スピードを求めます。というか、求められます。必須課目!!!

スピードが無ければ、効率が悪くなって商売になりません。様々な場面で悪影響が出ます。

高い人件費を払ってスタッフを増やしたり、
出来たてならさぞかし旨かろう商品を、「オーダーが通ってからだと間に合わない」という理由で作り置きにしてワンランク落ちた味でお客さんに提供したり、
お客さんの注文を待たせたり、
その他色々、書けばキリが無い。

そうならない様にする為に、料理人は料理を作る時に、ひたすら身体を動かしながら、ひたすら頭で考えます。てんちょも、忙しい時間帯は5つ位先の行程まで考えながら料理を作っています。1つが終わってから次に何をするかを考えている様ではまるで全然全く話になりません。

そして、その行程を効率よくこなす為に色々な「裏技」を持っています。

今日、紹介するのはその一つ。

「必殺!水溶き片栗粉!」

ドレッシング等をかける時に使う入れ物に、水で溶いた片栗粉を入れてます。餡を作る時に重宝します。

ボウルに入れておくのが一般的ですが、ちょっと置いておくと、片栗粉がすぐに沈んでしまいます。使う度に手や箸でいちいち混ぜなければなりません。とろみをつけている最中でも片栗粉が沈みます。ボウルから垂らしながらとろみをつけていると、下手をすると最後のほうは殆ど水になっている時もあります。

これが解消出来ます。

振ればいいだけなので、塞がるのは片手だけ。

鍋を揺すりながら上からチュチューッとかけるだけなので、思った通りのとろみをいとも簡単に付ける事が出来ます。レードルですくった水溶き片栗粉を入れ過ぎて失敗したとかいう事は一切無し。

使い終わったら、片栗粉を沈めて、水だけを抜いて、そのまま冷蔵庫になおせばオッケー。

次の日に使う時は、片栗粉の量と同じ量の水を目分量で入れて振れば、1対1の水溶き片栗粉が作れます。秤要らず。

「これ位・・・」

と思われた貴方!

こういう小さい事の一つ一つの積み重ねで、恐ろしく調理のスピードが 変わって来るんですよ!

騙されたと思って、是非一度お試しアーレー。

その日から、死ぬまで水溶き片栗粉がこのやり方になること間違いなし!です。

因みに、

自慢じゃあ無い訳では無い訳では無い訳では無いですが(どっち!?)、このやり方はてんちょの発案です。

他の店ではやってません。少なくとも10年位前迄はだーれもやってませんでした。多分・・・

特許を取っちょけば良かった。

・・・こんなモンで取れるかっ!!!

全然関係無い話ですが、

海将のホームページからログインすると、アクセスカウンターが見れます。今日、覗いたら、1日のアクセスがスパム外しても600を超えてました!

んんーっ!スゴいっ!

めざせ!1日1000アクセス!!!・・・達成したトコロで、なんて事はありませんけど。

by海将てんちょ

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