海将に入ると、目の前にそびえ立つ(って程でも無いか。)、欅の木です。
皮を剥いて乾燥させて表面を削った状態で、根元部分で直径50cm、それを直径30cmの所でぶち伐って、それでも全長4m以上有ったんですが、
お店の中に入らないので、根元部分を少しと先っちょの部分を切り落として、2.7mになりました。
この大きさで根から先までスッと真っ直ぐな欅は滅多に無いので(純日本建築の屋敷の床柱にすれば良く似合う。)、買えばかなりの金額になりますが・・・タダでした。
親戚のおじさんが造園業をやっていて、
だいぶ前に、とある会社の所有する山の伐採に行った時に、この欅がドドーンと立っていたそうです。
山の所有者に確認したら、「伐ってもエエ。」という事で、切り倒して持って帰って、皮を剥いて一年位乾燥させた奴を毛布にくるんで、
何故かそのまま10年以上、てんちょの実家の倉庫で放置プレイ。
んで、
てんちょが海将を始める時に、そのおじさんに「御祝は何がええか?」って聞かれたんで、「倉庫に置いちゃる木が欲しい!」って言ってみたら、くれました。
それから、
グラインダーで表面を削り、
サンドペーパーで表面を削り、
艶出し用のササラみたいな奴(大工さんに借りた。)で磨きあげて、
みんなの手で撫でまくり(これが一番艶が出る!)、
大工さんに上下を切って貰って、(100年以上経っている木なので、芯がぶち堅くて、鋸が2本駄目になったそうです。どーもすんませんでした。)
ようやく海将の一員になりました。いやぁー、長かった。
しかしまあ、欅もこの位歳を喰うと、瘤が立派な事。これぞまさしく肉体美。人間と違って、歳をとればとる程、筋骨隆々。眺めているだけで惚れ惚れします。「よーし!キレてるっ!キレてるぞぉーっ!」
お客さんも、よく撫でてくれるので艶も段々良くなって来ているんですが、
皆さん真ん中辺りしか撫でてくれないので、真ん中ばっかりテカります。だから上と下はたまにてんちょが一生懸命撫でてます。
皆さん、ご来店の際にこの木を撫でる時は、
是非とも上下を撫でてやって下さい。お願いします。
それはさておき、
今日来店されたお客さんの中の1人が、焼酎を1本キープして、
「これってキープ期間が過ぎたら、どーせ他のお客さんにマワすんじゃろ?」
って、スタッフに言いやがった。・・・そんな事する訳ないじゃろうが。バカタレ。
っていうか、
店のスタッフに吐くセリフか?失礼にもほどがあるぞ。
しかも、これが学校の先生。ありえなーい。
こんなモラルのかけらも無いバカタレが子供に物を教えるから、若いもんがおかしな事になるんじゃ!どねえかしろ!文部科学省!
by海将てんちょ
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