水平くん(すいへいくん)

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包丁を砥石で研いでいると、どうしても砥石の真ん中だけがヘコんで来ます。

真ん中がヘコんだまま包丁を研ぎ続けると、刃先が丸くなってきて、切れ味が悪くなります。一度刃先が丸くなると、元に戻すのに相当苦労します。

そうならない様に、コンクリートブロック等の固くて広い物に擦りつけて砥石を平らにするんですが、これがかなりの重労働。モノによっては、完全に平らにするまでに1時間以上時間を費やす時もあります。汗だく。

そこで登場するのが、

「水平くん」!

言うなれば、砥石の砥石です。もう少し名前がどうにかならないのかな?と思うんですけど。

写真がその「水平くん」なんですが、この深く入っている切り込みがミソの様で、これで砥石を擦ると荒砥であろうが中砥であろうが仕上砥であろうが、ものの10分位で平らになります。チョー楽ちん。

皆さんもお家にお一つ如何ですか?

砥石が平らだと、包丁を研いだ後の切れ味が変わります。

料理を作る時に食材を切るのが楽しくなるかも!?

楽しいからって、あんまり調子に乗ってバッサバッサと野菜を切っていると、

指もバッサリ切れるので、くれぐれも調子に乗らない様に。学習能力のないてんちょは頻繁にやりますが・・・。お陰でてんちょの左手はプチケロイドがたくさん有ります。可哀相な左手・・・

板前の世界では、「包丁で、指を切る下手、切らぬ下手」という昔からの諺が有りますが、てんちょは「切る下手」の方です。まあ「切らぬ下手」よりはマシか。・・・いつかは、「切らぬ上手」になりたいっっ!!!

by海将てんちょ

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