先日、「日本は国債で破綻する。」みたいな事を書きましたが、
ある人に、「国債の9割は日本国内の公的機関が債務を引き受けているんだから、日本が破綻する事は無い。」と言われました。
・・・考えが甘い。
という事で、もう一段掘り下げて書きます。これ以上は書きませんよ。面倒臭い。後は自分でよく考えて下さい。
まず、日本政府が発行する国債の大部分は、日銀や日本郵政公社などの公的機関が債務請負先になっていますが、日銀を例に取って説明すると、
日銀が政府から国債を引き取る。
その分を日本銀行券（紙幣）として政府に渡す。
それを政府がばらまく。
これは極論として言えば、日銀が万札をバラバラバラバラ刷りまくって市場にばらまいているのと同じ事です。
直接市場に紙幣をバランスを取らずに大量に流通させると、当然インフレが起きます。
しかし、国債という形を取った場合はそうはなりません。返済する予定の借金ですから。
その借金が問題なのは実際に返せるのかどうかです。これが大問題。
よく「実質GDPが550兆円あるし内外投資や外貨準備金等の金融資産も500兆円位有るんだから大丈夫。」とか言われる方がいますが、
それを使って日銀に900兆円の借金を返すんですか？
そんな事をしたら、それこそ日本は破綻します。
外貨準備金で借金を返せば、その外貨がインフレを起こします。諸外国も外貨準備金として日本円を沢山保有していますが、自国のインフレを抑える為にも（報復措置的な要素も含む。）、その日本円を売ります。すると、日本円もインフレを起こします。問題はインフレだけでは収まりません。外貨準備金を一気に動かせば、様々な財政的弊害を引き起こします。
そもそも、外貨準備金が使えるんなら、大量の国債を発行する必要は有りません。その前に外貨準備金を使ってます。外貨準備金が使えないから国債を発行してるんです。
結局、何をどうやっても超インフレを引き起こすのは避ける事は出来ません。馬鹿みたいに日本銀行券を刷ってるんですから。お金の価値が何十分の1、何百分の1に低下するんです。最終的に行き着く果ては、「破綻」です。
破綻を防ぐには、
全国民の財産（現金、有価証券、不動産等々）を政府が全て吸い上げ、現金以外は売却して現金に換えて国債を回収する。
当然、有価証券や不動産は外国に売る様になります。日本政府が売却するんですから。
それをどこの国に売るか？
国民の財産を吸い上げた時点で、既に資本主義は崩壊しています。共産主義まっしぐら！
という事は・・・
売却先は必然的に「中国」に決定。
故に、
将来は「中華人民共和国 日本省」で間違いない！って言ってるんです。
まあ、これも破綻と同じ事ですが・・・
それが嫌なら、来年から一枚たりとも国債を発行しない事です。取り敢えず、日本省になる事だけは免れる事が出来ます。
まあ、上に書いた様な事を日本政府がする訳がありません。皆さん我が身が一番大事なんですから。
結局、今後日本政府はどういう方針で国を運営して行くのかというと、
金はその内返す、と言いながら（返せるアテも無いのに・・・）、借りれるとこまで借りまくって、後は野となれ山となれ。
という方針でやって行きます。資本主義でも共産主義でもなく、「破滅主義」でやって行きます。デタラメです。
労働した以上の富を皆が欲しがるとこういう事になるんです。ガンジーのセリフは極めて正しい。なーにが「金融工学」か！？クソ食らえ！
という、てんちょのかなり無理のある、多分賛同する人は1000人に1人もいないであろう、ある意味無茶苦茶な理論を極めて端的にまとめてみました。（言論の自由）
例え賛同者がタダの1人もいなくても、別にいいんですよ。てんちょがこういう風に思っているというだけであって、賛同を求める気は毛頭有りませんし、反論されてもほぼ間違いなく考えは変わりません。議論したところで、「朝まで生テレビ」ですから。（平行線）
という事で・・・ハイ、終了。
by海将てんちょ
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