労働無き富(ろうどうなきとみ)

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ガンジーが遺した言葉の中に、

忌むべき物のひとつとして、

「労働無き富」

という言葉が有ります。

「働かざる者食うべからず」

です。

その言葉を、

鳩山さんが、

施政方針演説で、使いました。

お母さんから毎月1500萬円のお小遣いを貰う、あの鳩山さんが、です。

ガンジーは、あの世でどう思っちょるじゃろうか・・・?

・・・それはさておき、

この「労働無き富」という言葉。

今の日本人にピッタリです。

どいつもこいつも、

なんじゃぁかんじゃぁ屁理屈ばっかりこねて、

働きもせずに、良い物を食おうとする。

「毎日残業が3時間以上有るんよ〜。やれんっちゃー。」

とウチに来て友達同士で愚痴っている貴方。

朝8時から夕方5時迄、目一杯働いていますか?

「働いてるわよ!失礼ね!」

って言うんでしょうが、まず働いてない。

目一杯働くと言うのは、

あなた方が思っている様な生ぬるいモンではありません。

そもそも、

たかだか3時間の残業をして、

終わった後に友達と居酒屋で元気に2時間も3時間も飲み食いして喋りまくれる貴方が、

目一杯働いている訳が無い。

もし、目一杯働いていたら、

残業なんかしなくても、普通に定時に仕事が終わっているはずです。その代わり、仕事が終わったら、真っ直ぐ家に帰ってバタンキューでしょうが。

てんちょは、

目一杯働いた事が有ります。

海将を始めた当初から4年目位迄の間だけですが。

朝9時から仕込みを始めて、

営業が終わる深夜0時迄、

飯を食う時間は無い。炭酸飲料で空腹をしのぐ。

う〇こをする時間も無い。しょん〇んは辛うじて行ける。

当然、座る時間も人と喋る時間もテレビ観る時間もナーンも無い。

んで、

営業が終わったら、

朝飯兼昼飯兼晩飯を一気に食って、

う〇こして、

深夜3時位迄、次の日の仕込み。

それが終わって、

カラスの行水をして、

布団に直行。寝る。

ほぼ毎日、これ。

決して段取りが悪い訳では無いですよ!色んな所で働きましたが、段取りが良いと言われた事は有っても、段取りが悪いと言われた事はタダの一度も無い。

ただ単に、

従業員が居なかったんです。高校生のアルバイトが2人、夕方から入るだけ。あとはウチの嫁さん。

しかも、既製品は大嫌い。だから、極力全部、自分で作る。毎日毎日40人分位の料理を。

すると、こういう状況になる。

その時は、常にイライラはしていましたが、別に苦では無かった。まあ、海将を始める前に雇われで働いていた時も似たげなモンでしたから。

今顧みると、我ながらよくやっていたなあと関心します。自画自賛。

「一生懸命働いた。」という言葉を使う時はせめてこれ位働いてから口にしましょう。

「労働」する。

その対価として、「富」を得る。

当たり前です。

しかし、それが、今の日本では、

「労働」しなくても「富」を得る事が出来るんです。

頭も体も使わずに、飯が食える。摩訶不思議な現象です。

それを皆当たり前の様に思っています。

それが「国債」という形になって将来大変な重みになって貴方の肩にのしかかって来る事を考えようともせずに・・・

・・・まあ、ええわい。俺がここで愚痴ってもどうなる訳でもあるまいし。

今からどうなろうと関係ない。知った事か。

出来る事はやる!出来ん事は出来る様になる様に頑張る!頑張っても出来ん事はやらん!

死ぬまでこれの繰り返しをしていれば、それでOK!後は野となれ山となれ。

因みに、

派遣切りされた人達が色々言ってますが、

あの人達って、そういう契約で働いていたんじゃ無いんですか?違うんですか?

派遣社員って、会社が必要な時に雇って、会社が必要無い時は契約期間が切れたら終わりじゃないんですか?

それから、

再就職先が無いから、明日の飯も食えんみたいな事を言ってますけど、

就職が決まる迄、せめてコンビニでアルバイトとかしてたら良いんじゃないですか?明日の飯位食えますよ。

by海将てんちょ

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